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2004.03.07

四季 冬 森 博嗣著

主人公の天才、真賀田四季は、インタビューにこんな風に答えている。

「〜教育すればするほど賢くなるという錯覚をまず捨て去るべきでしょう」
「賢かったら、仕事なんかしないし、おしゃべりなんかしませんよ。もっと自分に有意義なことを見つけて、それを楽しむでしょう、子供をごらんなさい。そうしていますよ」
生まれた直後が天才であるという考察に基づき、彼女は知性体をデザインしていく。確かに、年齢を重ねるほど具体的な自称にとらわれ、かえって抽象的な考えができなくなっているような気がする。

四季 冬

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» 形而上学的天才。 [++Dope Mind++]
{amazon} 森博嗣氏の{amazon_title}を読んだ。 一連の「四季」シリーズの最終巻です。 「四季」シリーズはS&Mシリーズ、Vシリーズのような「ミステリィ」 [続きを読む]

受信: 2004.03.20 19:36

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