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2004.03.28

立花隆週刊文春寄稿2004.4.1号

出版差し止めの命令が出された、3月25日号の翌週号である。立花隆が「これはテロ行為である」というタイトルで寄稿している。事態がよく理解できた。

 民事保全法に基づく係争物に関する仮処分命令という「下級法」によって、最上級の法である憲法が保障している言論・出版の自由を侵しているのが、問題の本質だという。
 著者は、文春による記事や本音の部分で、田中真紀子氏について記述しているにもかかわらず、娘の離婚問題も公共の利害に関する事項であると、裁判所に対してとってつけたように主張しているから、負けるのだと書いている。
 また、13条のプライバシー権(個人の尊重と幸福追求権)と21条の表現の自由では、表現の自由の方が圧倒的に優越な権利であることを憲法の文言からみて明白と主張している。

文春には、最高裁まで争ってほしいものだ。最高裁の裁判官に関しては衆議院選挙の時に国民から直接審査ができるのだから。


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2004.03.22

読者動向把握 AERA 2004.03.29 サポーターズクラブ

AERA誌が、紙面つくりのために、読者の意見を吸い上げる取り組みをもう一つ始めた。
掲載記事の評価をする誌面モニター、記事作成のためのアンケートに答える誌面参加の2つが主な行動とのこと。
図書券というプレミアムの他に、メールマガジンの配信も行われる。
アエラサポータークラブ
さっそく登録手続きをはじめた。AERA誌はmacromillの調査を始め、読者の動向把握をいろいろやっている。大手新聞社の雑誌であるから大変興味深い。

利用規約に守秘義務があるため、どんな調査内容だったかは、webにかけないのが残念なところだ。第一回目のアンケートは、3月下旬に実施されるとのこと。

第6条(アンケート内容の守秘)
サポーターは、当社からのアンケート内容に関して、回答するかどうかにかかわらず、そのアンケートで知り得た情報について、当該アンケートの開始から3カ月間は公言しないものとします。

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2004.03.20

奥の手 川崎和男 MacPower2004.04

MacPower誌の連載コラムに川崎和男氏が記している。

「あのデザインは全変更だ。なぜならモノづくりをする側がみんな、納得しているモノには未来がないから、やり直す」

なぜつくり手が納得していると未来がないのか明らかにされてはいないが、普段デザイナーからでてくる未来像は、常に驚きがあるから、そのようなものなのだろうか。

MacPower
EIZOのプロダクトFORIS.TV

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2004.03.19

齋藤太朗さんインタビュー1974カリキュラマシーン

日本テレビのカリキュラマシーンがDVDになって、発売される。
当時の作り手の齋藤太朗さんがインタビューに応えている。

子供はバカじゃない、と思ってる。知識の範囲とかが狭いだけで、感覚的には分かってるの。ただ、言葉はないしね、論理的に組み立てられないけど、感覚的には分かってんですよ。お母さんの気持ちを察して、気分が悪いと子供ってすーって離れてく。ちゃんとわかってんの。理屈では言えないけど、頭では分かってる。子供ってものすごい鋭いから、「何とかちゃん」なんてバカにしちゃダメなんだよ。

バカにするという行動が、思考停止をもらたしたり、対応を間違えたりする原因になるのだろう。
作り手の真摯な気持ちが伝わってきた。
あらためて出演者などを見ていたが、ロボットやゴリラは覚えているけど、人間は全く覚えていないことに気づいた。

カリキュラマシーン DVD 商品紹介web

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笑顔のまんが 毎日かあさん カニ母編 西原理恵子著

家の中や保育園での出来事など、おもに子供たちとの生活が、描かれている。
漫画家としてプロフェッショナルなので、決して事実に基づくものばかりでは
無いと思うが、母と子供たちを抱えるたいへんだけど豊かな生活が伺える。

毎日かあさん カニ母編

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2004.03.18

新しい職場での禁句 AERA2004.3.22

転勤、異動、転職、新入社員の時期である。
異動の際の禁句が並んでいた

前の職場は○○だったんだけどね
この職場は○○だね
がんばりますは当たり前。控えめすぎる言動もダメ
やったことが無い 素人です といったネガティヴワード
私は○○な人です、というようなアピール

AERA

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2004.03.09

気持を伝える方法 AERA 2003.3.15

キレ無い子供を育てる米国の教育プログラム、「セカンドステップ」が紹介されている。
虐待された経験がある子供達に、社会生活で生きていくための育成プログラムである。
ファーストステップは「大人の虐待から身を守る方法」であった。
セカンドステップでは、気持を暴力でしか表現できない子供に、それ以外の手段を教えている。特に暴力的になる怒りの扱いが、興味を引いた。

1.落ち着く
2.自分の気持ちを伝える

遊具を横取りされたときのシーンを子供達は写真を見ながら考えていく。
まず、落ち着く
怒っていることを伝える
やめて と言う
発展して、「一緒に使おう」「順番に」と言うことで、相手を傷つけないばかりか、ともに楽しむことも覚える。

子育てを通じて、大人にも有効だという。

AERA

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2004.03.07

四季 冬 森 博嗣著

主人公の天才、真賀田四季は、インタビューにこんな風に答えている。

「〜教育すればするほど賢くなるという錯覚をまず捨て去るべきでしょう」
「賢かったら、仕事なんかしないし、おしゃべりなんかしませんよ。もっと自分に有意義なことを見つけて、それを楽しむでしょう、子供をごらんなさい。そうしていますよ」
生まれた直後が天才であるという考察に基づき、彼女は知性体をデザインしていく。確かに、年齢を重ねるほど具体的な自称にとらわれ、かえって抽象的な考えができなくなっているような気がする。

四季 冬

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頭と口の同時処理が招く喜劇 言いまつがい 糸井重里監修

頭の中で考えたことを口にしたときに、先のことを口にしてしまったり、勘違いしていたり、ごっちゃになっしまって、とんでもなくおかしな発言になることがある。
それを集めた、言いまつがい。読んでいて吹き出してしまう本は久しぶりであった。

姉と会話をしているとき、前にふっくらした人がいました。それを見た姉が、「あの人ふっとりしているね。」

通販の会社にかかってくるお客様からの電話、「タカネットじゃぱた」。

ほぼ日刊イトイ新聞

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