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2004.05.29

マルドゥック・スクランブル 冲方丁著(うぶかたとう)

MacPower誌6月号のRemarkable Creators「次代を担うクリエーター10人にインタビュー」に著者のインタビューが記載されていた。
人間とモノとの融合がテーマであるという。文庫1冊分に及ぶカジノシーンがあるというので、それを楽しみにして読んだ。
スロットマシーン、ルーレット、ポーカー、ブラックジャックのシーンは、圧巻だった。まるで、リアルタイムにその現場にいるような。
他の作品も購入してみようと思う。
bk1
もそうだが、冲方丁を沖方丁と誤記しているのがみられる。
bk1の紹介
マルドゥック・スクランブル The First Compression−−圧縮
同 The Second Combustion−−燃焼
同  The Third Exhaust−−排気

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2004.05.25

あなたの魂に安らぎあれ  神林長平著

書店の店頭で平積みされていた、膚の下をみて、このシリーズを初めて知った。
連続するストーリーは、やはり第1巻から読みたいので、本書を読んだ。
著者の戦闘妖精雪風にみられるシリアスなストーリーや、敵は海賊シリーズにみられるコミカルストーリー、どちらも好きである。このシリーズは、シリアスなストーリーである。
宗教や神といった存在と生活ということを考えさせられた。
次は帝王の殻を読んでみる予定。

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2004.05.23

オンナノコのおたしなみ 大田垣晴子著

大田垣晴子による、連載の単行本。
連載は2000年4月から2001年10月までHanakoに掲載された。
食事、ショッピング、占い、お酒、コレクション、ファッションなどさまざまな場面に遭遇したときに、落ち着いて行動できるようにと、著者の経験をからまとめた知識になっている。
プレゼントの送り方のように、もらうモノに喜べないモノがある場合などは、男女間、友情レベル、義理、手作りなど様々なシーンを書いているが、結局「難しいですね」で終わる場合もある。

bk1による内容説明

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2004.05.22

デジタルステージ メルマガ ID開発日記

職住一体となって、webサイト作成ソフトIDの開発が進行している。

β版によるサンプルサイトも公開された。開発日記となっている。
YOYOGI DAYS.

楽しい物作りをしている臨場感いっぱい。

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2004.05.16

森博嗣本 小説作法からお庭まで森博嗣1000%

西尾維新との対談の中で、森博嗣は言っている。

萩尾望都先生とお会いしたときに、そうおもいましたよ。「ああ、今日のために本を書いてきたんだ」って。〜もう書かなくてもいいやって思いました。〜人生をかけて追いかけてきた一つの夢が実現しても、そう簡単に人生を終わらせたり、くるっと方向転換できるものではないと思いますよ。

趣味の模型などを置くスペースを広げるために、収入を増やすために、小説を書き始めたといわれる森氏であるが、こうした対談の中で生きる上での考え方が、垣間見られる。

S&Mシリーズ、Vシリーズ、四季シリーズほか全作品について説明や解説がされているが、クライマックスシーンや、伏線には触れず、作品を読んでいない読者への配慮が多くなされており、安心して読み進められる。

編者が森博嗣氏に質問への回答として、漫画家としての自己評価を求めた。

少なくとも、小説より、漫画の方が上手です(この自己評価は揺るがない)。

そう思う。原作のいくつかがコミックスになったときに、小説も漫画もどちらも違和感がない。この本の中で「森ミステリーの現場」と題して、浅羽ナナコさんがイラストを起こしている。そのイラストも読んだときに思い描いた通りである。漫画家としてシーンが描かれ、それが小説になっているのだと思う。

bk1による内容説明

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2004.05.08

超・殺人事件 推理作家の苦悩 東野 圭吾著

2001年6月にだされた著書の文庫版である。
短編8編で構成される作品で、劇中劇の形式で進行する推理小説となっているが、実際は「くすっ」と笑わせるエンターテイメントである。
無線LANやPHS、ICタグが十分に活用されている2004年、「超理系殺人事件」を読んだ後は、結構ドキリとさせられる。この内容は電子ブックリーダーや、PDA、または容疑者が所持していそうな様々なメディアで配信するのがよいと思う。メールにするとチェーンメールを促しかねないが。
超理系殺人事件の扉には

この小説が肌に合わない方は飛ばし読みして下さい。

と記されている。現場となった研究所の医学分野の研究者の記述は、正直に読み飛ばしてしまった。

bk1

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2004.05.05

大田垣晴子責任編集 Oオー No.3

大田垣晴子が編集した雑誌の第3号。第一特集は「見た目は大事よ!」。漫画家西村しのぶとの対談や、衣食住にわたる見た目について書かれている。著者はポイントをまとめているが、果たして自信の欠点や長所とは何か、という課題にあたっている。

欠点をかくさない、逆にそれをチャームポイントにする。長所を全面に引き出す、全てをさらけ出さない。相手のことをおもんぱかって装う。

bk1

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2004.05.01

探偵伯爵と僕 森 博嗣著

夏休みに日記をつける馬場新太が主人公。
主人公は、ワープロを使って日記をつけていて、それが本になったのがこの作品となっている。
子供の視点で、大人びた文体でオトナの社会を観察している。黒い服装の探偵伯爵、白い秘書のチャフラ、お母さん、お父さん、警察、学校の先生などが対象だ。

子供のころのひねくれて純粋な視点を思い出す、ひとときであった。

探偵伯爵と僕

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