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2004.07.31

Small Talk 絲山秋子(いとやまあきこ)著NAVI誌

川端康成文学賞を「袋小路の男」で受賞した、著者が、自動車雑誌NAVIで、連載している小説。
油絵を描いている「ようこ」と、音楽プロデューサーの「カマキリ」のストーリー。一度別れ、長い時間が経過した後の話。ようこはアナログ派。アルファロメオ145に乗り、二槽式洗濯機を使い、レコードのジャケットも好き。TVRタスカンにつられてカマキリとドライブ。

作中には、インテリア・エクステリア・操縦する感じやエンジン音の描写などがあり、自動車雑誌に連載される純文学を読む読者にむけたエンターティメントがある。

ようこの一人称小説であるため、著者サイトの日記を読んでいるように錯覚する場面もある。

著者のサイトには、これまで使ってきた自動車の履歴もある。Fiat Panda 、Honda beat 、Fiat Tipoなど。Tipoは手放すことになったそうだ。

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2004.07.24

ダカーポ2004.8.4コラムこころのあおぞら「性同一性障害について」林公一著

精神科医の著者が、性同一性障害の性別取り扱いに関する法律に際して、性別を変えたいと言うことに対する違和感がえぐられる経験をつづっている。

性別を変えたい?それは運命を変えたいということ?いくら個人の自由といったって、認められる範囲には限度がある。などとは決して口に出さないので、本当は皆がどう考えているかわからないが〜冷ややかにならざるを得ない。
と、それまでの違和感を記した後、性同一性障害の方に生まれ変わったら男と女、どちらになりたいかを尋ねた回答に衝撃を受けている。
男でも女でも、どちらでもいいから、とにかくどちらかはっきりした性に生まれたい
はっきりした性という存在の当たり前が、当たり前でないことが障害であることを実感したと結んでいる。

偏見はいけないという表面的なことは、簡単に理解できるが、当たり前のことが手に入っていない人や事実に直面しないと本質的なことは全く理解できないのかもしれない。

ダカーポのサイト

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2004.07.22

三谷幸喜のありふれた生活3大河な日日

大河ドラマのシナリオの執筆が中心の2003年1月から2004年3月までの連載を収録。
新選組!主役の香取慎吾との対談も巻末に。著者の身辺雑記なのだが、おもしろい。ペット、妻との生活シーン、俳優さんや裏方さんとの仕事のシーン。前説をしてくれるコメディアンへの感謝の気持ちや、コメディの先輩に対する尊敬淡々とした文体で書かれ心地よい。

bk1による紹介

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2004.07.18

バルト海の復讐 田中芳樹著

15世紀のヨーロッパが舞台。商業のための組織ハンザ同盟の末端の船長が主人公である。
物流や旅が山賊や海賊、盗賊たちにより安全ではない世界。技術的には、船は帆船で夜間航海は危険とされている水準である。
著者の薬師寺涼子の怪奇事件簿シリーズ創竜伝シリーズのように、読者の知らない歴史や地域への案内の調子で、展開される。
南北アメリカへの進出やインドへの進出など、ヨーロッパ域外への膨張前の静かな生活が伺える。家屋の形式・食生活などは、決して豊かとはいえず、同時期の東アジアの中国との格差も記されている。

bk1による紹介

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2004.07.10

滝本竜彦・乙一・大岩ケンヂの対談 ダビンチ2004年8月号

1978年生まれのクリエーターとして、ダビンチ誌で対談が組まれた。
共通体験として、ゲーム、アニメ、ネット、ライトノベルについて。
滝本氏は、小説を書く機会が12歳のときにあらわれたという。当時ゲーム機が無くて、友達の家でファイナルファンタジーを楽しんでいたが、友達の家なので完結できない。そこで続きが気になって二次創作小説を書き始めたという。その次がエヴァンゲリオンの二次創作で、本人が主人公。

僕は脳内彼女の綾波とアスカがすきです。

本人はきっぱりと対談中に宣言する。
ときめきメモリアルのコミカライズでデビューした大岩氏は、自身の、普通に恋愛しているシーンについて独白。
恋愛観に話題が移り、乙一氏は、TV「あいのり」をネタにした短編を書こうとしていたことをあかす。

bk1による著者紹介
超人計画 滝本 竜彦著
GOTH リストカット事件 乙一著

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2004.07.07

IDea book ID for WebLifeに同梱

ID for WebLifeに付属している、IDea bookは、読み応えがあった。電車の中でじっくり読めた。
「伝えたいと思う気持ち」と「気持ちよく伝えたい」と思う意志をカタチにしたwebを作れることを案内している。
素材となる、写真・文章・サウンド・ムービーの工夫の仕方や、気持ちよく伝えるためのレイアウトやカラーリングについて簡潔に書かれている。

ID for WebLifeのサイト

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ID for WebLiFE 届く

デジタルステージのweb作成ソフトが7/9の発売日を前に届いた。

初回限定2000本仕様なので、デザインのひな形であるカートリッジがダウンロードができる他、特製色鉛筆と消しゴムがついてくる。

ID for WebLifeのサイト

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2004.07.03

精神道入門 こんな私も修行したい!小栗 左多里(おぐりさおり)著

宗教に勧誘されない、一日体験できる、瞑想の方法が自身に合っている、こんな基準で瞑想体験する場所をネットで調べた著者。
平常心や何でもわかっちゃう感を瞑想に求めている。瞑想体験の結果は、雑念の多さの実感。雑念を抱いたと感じたら、瞑想に戻るということを意識する方法のため、雑念を多く感じてしまうという。
その後も、友達と二人で、いくつかの修行を体験していく。夜型生活、ヘタレ、漫画を書くための妄想、寒がりという特質にもかかわらず、写経、座禅、滝、断食、お遍路、内観と幸せを求めてこなしていく。
修行の直前では、夫であるトニーとのやりとりもかえたという。「トニーのバカ」と言わない、とか。タクアンの食べ方についてとか。

小さい頃からお坊様との交流があったという著者は、生活の中でまわりによって生かされていることに、感謝の気持ちを持っていたという。このことを修行を通じて再認識していくことになる。

一緒に修行する人や指導する人への細かい観察や、ズルをしている人へのツッコミ、思いこみによる失敗など、笑える体験談になっている。

著者のサイト
bk1の内容説明

精神道入門
小栗左多里著

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