矢貫隆の交通問題 侃々諤々NAVI2004年11月号
交差点や歩道橋に意味もなく沢山の交通標語が掲示されている。ノンフィクションライターの矢貫隆氏がコラムで、その出現背景と効果のなさを論じている。
なぜ、たくさん掲示されるのか。
著者が運輸大臣の諮問機関の委員会「安全小委員会」に任命されたときの経験から語った。
著者はアホかと思ったが、委員はマナーやモラルで安全が保てると考え、その向上が交通事故の削減に寄与すると認識しているという。
交通事故の実態はどうか。
1.クルマの数が多い
2.交通事故の6割は交差点とその付近で発生
3.死亡事故を起こした8割のクルマの直前の速度は40km/h以下
著者は3点をあげ、現実を記す。
これらの事実が教えているのは「事故は特段に悪質でも何でもない普通のドライバーが、ごく当たり前のスピードで走っていて、たまたま差しかかった変哲もない交差点で起こしてしまった」という現実なのである。ただそれだけであって、マナーだのモラルのだといった精神論など、まるでお呼びではないのである。
bk1にある著書「交通殺人」の紹介と斉藤貴男氏による書評
![]() | 交通殺人 矢貫隆著 |
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