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2004.11.30

西城秀樹のおかげです 森奈津子著

初めて読んだ著者の作品。8つの短編が収録されていた。
表題作は、本当なのかウソなのかは、どうでも良くなる、西城秀樹が歌うYOUNG MANの歌詞の背景。これを歌っていたことから、奇跡の体験をする二人の物語。
米国のビレッジピープル。
 1.ビレッジピーフルのビレッジとはゲイ・タウンのグリッジ・ヴイレッジに由来
 2.YMCAは同性愛の男の子のたまり場
 3.ビレッジピープルは、マッチョな男性6人組で、ボーカル以外はみなさんゲイ
 そんなグループが「きみもY.M.C.Aで楽しくすごそう」と歌う。
音楽サイトListenにはさらに詳しく、ピンクレディカバーしたIN THE NAVYについても書かれている。

西城秀樹のおかげです(ハヤカワ文庫 JA 772)
森奈津子著

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森博嗣の浮遊研究室 4 鳳凰編 森博嗣著

4人のおしゃべりがつづられているシリーズの第4巻。5巻で完結させるという。
WEBでは読めないオリジナル企画ということで、過去を振り返った思い出の品に関する写真が寄せられた。千代紙、ミステリー、電子工作、無線など。
門のインターフォンが故障して使えなくなったため、『インターフォンは故障中です。ご用の方は電話をかけてください』と掲示。その結果「不要な用件で来訪する」人がいなくなって調子いいという。

森博嗣の浮遊研究室 4 鳳凰編(ダ・ヴィンチブックス)
森博嗣著

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2004.11.15

見本となる利用規約

松永英明さんにより、サービス提供者がやりたいことと、利用者が合意する点について整理されている。

一覧をまとめていて気付いたのは、AOLブログ、MSNフォトアルバム、Typepadという「アメリカ発」のサービスにおける規約が非常によくできていること。 日本のサービスでは、ココログ(というか@homepage)の規約が非常によくできていると感じた。@homepage利用規約@nifty:@homepage:ご利用上の注意は秀逸だと思う。 なお、余談だが、ご利用上の注意 その5:リンク‐1などは100点満点の素晴らしい記述だと思う。惚れた(*´Д`)

これらの比較的優れた規約は、著作者人格権の侵害を前提とした合意を強いる、といった不自然なことを記していない一方で、どのような用途や形態で著作物を利用するかを示している。

ニフティでは、問い合わせに対応してさっそく著作権に関する条文を追加している。

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2004.11.14

著作権の規約を総チェック

松永英明さんにより、主要Blogサービスの規約中に書かれている著作権に関する条項を評価している。
著作者の権利としての整理と、Livedoorの規約変更で話題になった著作者人格権についても整理されている。

プライバシーを侵されない権利や、肖像権を侵されない権利などと同様に、「守られている」点への言及がわかりやすい。

著作者人格権は「行使する」ものではなく、もともと「守られている」ものである。著作者人格権を行使するな、と他人に言うということは、すなわち「お前の作品を俺の好き勝手にいじくることを認めろ」というとんでもない話なのである。
有料/無料の各社サービスに渡り、以下のようなレベル分けで記述されており、非常に有益である。特に無料で利用できる引き替えに、どんな権利を売り渡しているかを理解する一助になる。

a) 書き手の著作権に関する規定なし
b) 著作権は100%ユーザーに帰属
c) 著作権はユーザーにあるがサービス側も利用可(妥当)
d) 自分の著作者人格権が行使できない
e) 著作権はすべてサービス側

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2004.11.13

キノの旅 時雨沢 恵一(しぐさわけいいち)著

童話または寓話に読める。2000年にチーズはどこへ消えたが人生の様々な局面を象徴しているとして、ずいぶん売れた現象と通じるところがあるのではないか。
法律・文化・軍事・慣習・経済・犯罪などがまったく違う多様な国の様子を伝えてくれるキノ。射撃の名手として独立した存在がうらやましくも感じる。

はてなによる著者紹介

キノの旅(電撃文庫 0461)
時雨沢恵一〔著〕

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ダーリンの頭ン中(最終回) 小栗左多里・トニーラズロ著

ダビンチ誌の連載が最終回。2005年春に単行本になって刊行されるという。
最終回は「名前」について。
ローマ字で名前を表記する際に、極力 Oguri Saori にしてもらっているという話から始まり、SurnameとGiven nameの作り方、継承の仕方など考え方の違いについて一巡り。

単行本が待ち遠しい。

小栗さんのサイト

ダ・ヴィンチ 2004年12月号 なんでわたし今、結婚したいんだろう?

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ニューオリンズの白デブ吸血鬼 Fat White Vampire Blues

ダカーポ誌の書評をきっかけに購入。肥満な黒人を吸血しているがために、その濃厚な血の味になれてしまい、自身も肥満になってしまった吸血鬼の話。皮肉や悪趣味な描写が連続するため、途中で読むのを停止。
映画で言えば、ロボコップや同2の序盤のシーンが近い。

bk1による紹介

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おいしいコーヒーのいれ方 8 優しい秘密 村山由佳著

発売した直後に読み始めて、最近読み終えた。秘密を作ること、秘密を守ること、秘密が漏れる危機にさらされること、胸がきつくなる描写が続いたため、なかなか一気に読めなかった。
カレンが次の道に進むことを決めてからは、まっすぐな道を通るような読後感が得られた。

おいしいコーヒーのいれ方 8 優しい秘密(Jump J books)
村山由佳著・志田光郷著

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2004.11.01

ラス・チカス・リンディシマス

10/31に東京堂書店に行ってみると、神保町ブックフェスティバルで人手が多い。
三省堂のそばで、ラテンバンドの路上でライブが始まった。

ラス・チカス・リンディシマス
エネルギー充填のためにCDも購入。
出勤する際に電車の中で聴いていれば、リズムものって元気が出てくる。

チカリンの皆さん、元気をありがとう。

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