と学会年鑑 ORANGE 第15回トンデモ本大賞発表(2006年6月)
「作者の意図とは別の意味で楽しめる本」を見つけ出し、楽しんでいる。2006年6月に大賞を選ぶ際にノミネートされた5冊。
大賞 247票 物理学の解説自体はきわめて正しいにもかかわらず、株価や為替などの市場現象に適用しようとしたところで、関係性が分からないという。相対論・天文物理学・熱力学・ニュートン力学などでいろいろ関係性を説こうとしている模様。
2位 117票 目次には、こんな項目が並んでいるという。 お返しと仕返しはお早めに 刑務所でプライドは捨てた おれの前に敵はいない おれは神である はじめてのUFO体験 ハワイで宇宙人と交信した 俺は歩く神社である 売れない著者は著者でない
3位 59票 宇宙空間は無であるから、光も物体も宇宙空間を伝わらないということを言ってしまっている。子供達が夜空に今お星様がきらきら光っていることを願うのはささやかな願いでする現代の天文学・物理学理論によってこの願いが踏みにじられるのはいけないという。
4位 55票 触れただけで体内から悪い患部を取り出したり、逆ににいいものを体内に入れたりする能力者に、自らの身体を使って検証してしまうエピソードが掲載されているという。発信器・金属リング・レントゲン写真などをつかっているが、トリックだという結論には持って行かないところが楽しい。
5位 15票 名前とはDNAによってもたらされる先祖の思いともう一度人生をやり直そうとする魂の思いとが合わさって決まるモノだという。姓名判断はそもそも理屈がつかない神秘的なモノを科学的な根拠風に理屈をつけ遺伝子と結びつけようとしたところにほころびが見えその様が面白いという。30万人のデータも結局記されていないという。
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