Mac OS X 10.4 Tigerが正しく起動しないときやアプリの起動不能には、Safe Bootが有効
先日、PowerBook G4の電源を入れたところ、起動時にカーネルパニックが発生したらしく、起動不能に陥った。結果的にはすぐに復旧できたので、その方法を覚えとして記載しておく。
修復ユーティリティやアプリケーションの再インストール、OSの再インストールといった時間のかかる作業や、初期設定ファイルの特定といった難易度の高い作業に入る前に、行う。
1. 内蔵ハードディスクのクラッシュを疑い、外付けHDDから起動する。
iPodに起動可能なOSを入れているので、そちらから起動する。電源投入後
optionキーを押しっぱなしにする。起動するディスクを選択する場面でiPodを選択して
外付けHDDから起動することに成功した。
OS Xのインストールディスクから起動する場合も同じ手順である。
2. ディスクユーティリティにて内蔵ハードディスクのチェック
ディスクユーティリティ S.M.A.R.Tの状況を確認。検証済みとなっており深刻な事態で無いことがわかった。
ディスクユーティリティのディスクを検証を実行。問題なし。
ディスクユーティリティのアクセス権の修復を実行。問題なし。
3. 内蔵ハードディスクは問題ないので、Safe bootを行う。
アップルやAdobeのサポート情報に記載されている通り、フリーズやシステムエラーにはSafe Bootを始めに行う。
電源投入後、shiftキーを押し続け、アップルのロゴがでたら離す。
アップルの記載によると、safe boot 時は以下の工程が実施される。通常よりも工程が多いため、3〜5分ほど起動に時間がかかる。(Mac OS X の)Safe Boot、Safe Mode とは?
起動ボリュームのディレクトリチェックを強制的に行ないます。
必要なカーネル機能拡張(項目の一部は“/システム/ライブラリ/Extensions”にあります)のみをロードします。
Apple がインストールする起動項目のみ(項目の一部は“/ライブラリ/StartupItems”および“/システム/ライブラリ/StartupItems”にあり、ログイン項目とは異なります)を動作させます。
Mac OS X 10.4 Tiger のみ:“/システム/ライブラリ/Fonts”に含まれるフォント以外のフォントを無効にします。
Mac OS X 10.4 Tiger のみ:通常“/ライブラリ/Caches/com.apple.ATS/(uid)/”(ここで、(uid) は 501 などのユーザ ID 番号です)に保存されているすべてのフォントキャッシュをゴミ箱に移動します。
Mac OS X 10.4 Tiger のみ:すべてのログイン項目を無効にします。
上記の変更を一緒に行なうことで、起動ボリューム上のソフトウェアやディレクトリの損傷が原因で起こる問題を解決できます。
Adobeでも記事を記載している。システムエラーまたはフリーズ発生時のトラブルシューティング
今回の起動不能な事態は、このSafe Bootを一回実施するだけで、何事もなかったかのように回復した。
フォントまたはATServerに関するキャッシュなどが原因だったのだろう。
利用環境
PowerBook G4 12インチ 1GHz 1.25GBメモリ 40GBハードディスク Mac OS X 10.4.10
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