不気味で素朴な囲われた世界 西尾維新著
中学二年生の病院坂迷路(びょういんざかめいろ)を探偵役にしたミステリー。物語は日常に変化を求める中一の串中弔士(くしなかちょうし)の視点で進む。弔士は、姉の串中小串(くしなかこぐし)=天然、童野黒理(どうのくろり)=うそつき、崖村牢弥(がけむらろうや)=番長?といった3年生のUFO研と関わるようになっても、中学校と自宅だけが世界の全てのように「囲われている」感覚にとらわれている。そんな中、時計塔を舞台に殺人事件がおき、異常な事態に直面し、表情豊かでしゃべらない迷路とともに事件の真相を追う。「きみとぼくの壊れた世界」の探偵役、病院坂黒猫(びょういんざかくろねこ)もちょっぴり登場するため、読むときは古い方から順番通りの方が楽しめる。表紙のTAGROのイラストは長ランを着ている病院坂迷路。
西尾 維新著
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