曲を自動解析してBPMを算出するTangerine!(タンジェリン!)はノリがよく繋がりが自然なiTunesプレイリストがMacで簡単につくれる
軽快なテンポの曲を集めてプレイリストをつくることで、通勤中に気分を盛り上げるといったことをやりたいと考えた。iTunesにはテンポをBPM欄に入力することができるが、歌詞や発売年と異なり、CDDBにも登録されていない。
そこでファイルを解析してBPMを算出するTangerine!を使ってみた。驚くほどカンタンで、高速に解析された。ITunes Storeで購入したm4p音楽もCDから取り込んだm4aやmp3音楽もすべてBPMの値が出た。iTunesで再生できるファイル形式に全て対応しているかもしれない。解析時間は2曲/秒程度。ドラムが激しい曲といったビートが強い曲は問題ないが、反対に弱い曲は実際の2倍や1/2というBPMが検出される。しかしワンクリックで半分や2倍の数値に変更できるので便利。
最初はBPMの数値が妥当かどうか判断に迷ったが、ビートが強い曲のBPMを信頼すれば問題なかった。プレイリストの作成機能では、総演奏時間、BPM、ビートの強さ、山場の作り方を指定すると自動的にできあがる。この山場の作り方や時間の指定が普通のシャッフルプレイと異なり、繋がりのいいリストができあがり専属DJがいる気分である。
普通に使っている限り、iTunesのライブラリーに対してプレイリストの他は何も記録を上書きしないようなので、バックアップの必要もなく15日間の試用も躊躇なくできた。
製品登録するとカウントしたBPMをiTunesに書き出す機能が使える。DJソフトを使う場合やプレイリストにビートを反映させる場合に有効。
曲を聴きながらマウスクリックやパッドタップでビートを刻んで計測するソフトには、Tunes-BPM InspectorやiBPM COUNTERがあるが、3000曲にせまるライブラリーに対して現実的ではなかった。そうした機能も補助的にTangrine!には搭載されている。
類似の自動解析ソフトウェアにはbeaTunesがある。無料試用が可能でWindows用とMac用がある。シェアウェアで$24.95。
List of BPM-detection softwareという記事では、MixMeister BPM Analyzerを始めとした、ジュークボックス用、DJ用にさまざまなBPM管理ソフトウェアを紹介している。自動解析するソフトウェアに合わせて手動で計測するタイプもならべられている。
環境 MacBook Pro 15インチ 2.4GHz 4GBメモリ 160GB HDD
Mac OS X Leopard 10.5.1 iTunes 7.6 Tangerine! 1.3.3
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (1)
最近のコメント