スプライトシュピーゲル 4 テンペスト 冲方 丁著
MSSの鳳(アゲハ)、乙(ツバメ)、雛(ヒビナ)の本巻の任務はアフリカで発生した国際的な虐殺事件の証人警護。国の思惑や企業の思惑による人々の悲惨な戦争を見てきた証人達は、世界から紛争が無くすための人類の叡智を信じている。そんな証人達に3人は惹かれながら警護にあたる。証人達がボードゲームを通じて語る、各国の政治背景や農業政策、軍事政策に関するシーンは、環境汚染・資源戦争・食料戦争・水問題といった現世界が接している問題を描写している。
証人が襲撃された事件を追ううち、MPBの涼月と鳳はひょんなことから直接対話となった。それぞれの事件を担当しつつ、情報の交換もするようになる。しかしそりが合わない。
シリアスな題材が多い本巻だが、冒頭のエピソードは前巻の負傷が癒えた鳳と冬真のぎこちないデート。その日はMSS長官のヘルガや副官のニナ、戦術班の日向や御影も休暇。二人のデートをまわりのメンバーが干渉したり、支援したり。途中、特甲の身体の苦悩にふれられるが、ハッピーなエピソード。
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