Boot Campを利用したWindows XP SP3の運用が安定したため、シームレスな利用ができるVMware Fusion for Macを試してみた。ポータルサイトのミュージックサービスやムービーのサービスを利用するために導入したXPだったが、フュージョンを利用してもまったく問題なく視聴できた。Windows Media PlayerまわりのDRMもキチンと処理され、何も不都合が無い。音楽や動画といったMPUに負荷が高いサービスを利用するため、pallarellsではなくフュージョンを選んだ。現状の使い方では目立った温度上昇もなく快適に利用できている。Boot Camp領域を仮想マシンで利用する場合は、スナップショットが利用できない。そのため1からのXPの起動に2分ほどかかる。しかしXPをサスペンドにしておけば、Mac OS X上ではFusionの占有はほとんど無くなり、利用開始まで一瞬であり、有用であった。
VMware Fusionの導入で一番時間がかかったのが、XPのライセンス認証を再び行うことであった。覚えとして手順を記録しておく。
1. 日本の販売店である、act2のサイトで予習
MacBook Airを利用するときの注意や、Boot Campをつかわず仮想環境を作るとき、利用できるOS、TimeMachine利用上の注意、XPのアクティベーションについて記載されている。ここでBoot CampですでにXPのライセンス認証がすんでいても、再び必要であることが分かった。
2. VMwareのサイトで30日間のトライアル版を入手
VMwareには日本語版のサイトがあるが、体験版を入手する画面は英語である。新規にアカウントを登録すると、メールにてダウンロード先と試用するためのキーが示されるURLが知らされる。この時点のバージョンは1.1.2。
3. VMware Fusionのインストール
仮想環境にBoot Campを指定することで、VMwateのユーティリティ群がインストールされる。インストール後、仮想マシンのXPを再起動する必要があるが、その度に問題となるXPのライセンス認証が現れる。VMWareとXPの挙動が安定する、3回目くらいの起動後にライセンス認証を実施すると良いようだ
4. マイクロソフトのフリーダイアルでライセンス認証。結局、オペレータと確認
仮想環境上のXPにてライセンス認証をおこなう。フリーダイアルに電話するが、PHSからは受け付けない。仕方なくケータイで通話開始。
音声ガイダンスに従って、40桁を超える番号を入力。最後の方のガイダンスによる選択肢がよく分からず、選択したところ、オペレータに繋がった。オペレータから提示される利用環境の確認に回答し、「仮想環境で利用、使うPCは一台」ということでEULAを満たしていることが両者で確認され、キーが発行される。オペレータの方と40桁ほどの数字を確認しながら認証画面の手続きが終わる。
これで、Boot Camp領域を利用した仮想環境がライセンス認証された。
5. Boot CampでWindowsを起動し、ライセンス認証。ネット経由で素早く完了
電源投入後にoptionキーを押して、Windowsを選び、Fusion導入後にBoot Campがどのようになったか、確認した。すると三度、ライセンス認証が必要である旨の画面が出る。こちらはネット経由で認証されたため、電話の必要はなかった。
6. Fusionを最新の1.1.3へ。
2008年5月30日に、Fusionの1.1.3がリリースされた。直前にMac OS 10.5.3がリリースされていたので、最新版にした。
1.1.3のインストール画面にて、試用コードを入力することでキチンと動作している。
利用環境
MacBook Pro 15インチ 2.4GHz Core 2 Duo 4GBメモリ GeForce 8600M GT 256MB MA896J/A Mac OS X Leopard 10.5.3
VMware Fusion 1.1.3 build 94249 1つの仮想プロセッサ 仮想マシンへのメモリ割り当て1036MB
Windows XP Home Editon SP3 Boot Camp 2.1 内蔵HDDの 10GをFAT32フォーマット 仮想メモリであるページファイルは0に設定。Live OneCareの90日間無料サービスを試用中。
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