博物戦艦アンヴェイル 小川 一水 著
石炭といった動力も時計も無い中世のようなの世界。風をとらえて走る帆船で海図もない何週間にもわたる航海を覚悟して、王から指示を受けた伝説に残る謎を探索するストーリー。鎧や剣や大砲などはつくることができる技術水準。数々の言語に精通する通訳としてのジェイミーと、新米騎士少女ティセルが主人公。
全てを人力で動かす帆船の操艦、暴風雨に遭遇したときの艦内、木造の船体に大砲が命中したときの悲惨さ、水兵と下士官の関係など、職業や働き方に関するディテールが細かく、海ではあっさり命を落としかねないことが良く伝わってくる。
ジェイミーは邪気無くティセルのことを好いていて、通訳という貴重な人材を警護する役目を王から命じられたティセルの方は、邪険にすることもなくだんだん惹かれていく。
魔法はなさそうだが、異形の人類や作れない建物は出てくる。オーバーテクノロジーの存在を感じさせるが、続きが楽しみ。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)



最近のコメント