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2010.11.08

記憶力を強くする 池谷裕二 著

 海馬の研究をしている著者が、記憶力を高める手法を求める学生やビジネスマンにむけて、脳科学の観点からやさしく書いている。オーソドックスな記憶の分類、すなわち短期記憶・長期記憶・エピソード記憶・意味記憶・プライミング記憶・手続き記憶と、神経細胞の働きについて最新の観察結果を述べる。また人間の記憶はなぜ曖昧でおおざっぱなのか、ネズミをはじめとする動物実験結果を交えながら説く。
 図解が少ないが、丁寧な論説により戸惑うことなく読み続けられる。

 何度も失敗を繰り返して覚えるべし、きちんと手順を踏んで覚えるべし、まずは大きくとらえるべしとした「記憶の三箇条」は新しさは何もないかもしれないが、それが神経細胞の働きに裏付けられている点が注目である。

 広告のクリエータ、販売促進を考えている人、企業で社員教育を担っている人、工場などで安全教育に携わっている人にも役立つだろう。

記憶力を強くする

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 新聞広告を確かに見た、かつ詳しく見た読者だけに、広告内容が伝わったとするクラシックな広告効果測定法の問題点を突く。その方法は、脳科学による無意識下での情報伝達の有効性を背景に論じるのである。その後は... [続きを読む]

受信: 2010.11.08 17:59

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