ファイブスター物語 第13巻 XIIIをNewtype連載を知らずに読む
ファイブスター物語の13巻が8月に発売された。オフィス街の職場の書店でも山積みになっていた。
単行本の巻頭はいつものようにカラーイラストと説明文。そこで大きな変更があることに気づく。兵器がゴティックメードという全く新しいデザインに変わっている。Newtypeの表紙で時々目にしていた言葉だが、アニメーションの制作で永野氏が新しいデザイン制作をしていたことがよく分かった。
ハスハの国々がボスヤスフォートらのバッハトマを侵略。剣聖カイエンが死に、巫女のムグミカも死に、マグダルも昏睡。そうしたところに列強が侵略してきたところから物語が続いている。
フィルモア皇帝へのクリスティンの恋の話、ちゃあの話、ミラージュ騎士のランドの話などこれまで続いてきたストーリーもそれぞれに転機が来ている。
ニュータイプや映像制作で語られていたという氷の女皇帝のエピソードも合わせられ、古い人類が残した血筋についても、あらためて話された。
漫画家でもない。アニメ制作者でもない。新しいかっこよさや、今の流行への不満や尊敬。そんないろんな背景からこの作品が生み出されていることを強く感じる。
空前絶後の作家が生み出す作品にその時代で接することが出来てとても楽しくなった読書体験であった。
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